水木しげる伝

 ボードに出発する前に実家に寄ったのですが。実家に兄が買った水木しげる伝という本があったので時間つぶしに拝読しました。読むと戦争体験話と戦後の貧乏生活から成功までの話があり、なかなかの大作です。
 水木さんは南方へ二等兵として雑務を過ごし、マラリアにもかかり、左手も切断という波乱な時を過ごされたようです。敗残兵として追われ、ワニにも追われ、と今では考えられない体験です。これを考えると70〜80才の方は同じような体験をしているんですよね。いやー豪快ですねー。
 確かに日本はアジア各国を侵略したわけですが、帝国主義が認知されている時代だったので防衛戦争だとも捉えることもできるわけです。イギリスアメリカも植民地を得ていたのに、なぜ日本だけ現代も侵略戦争をした国として攻められるのでしょうか。FTAの協定を韓国も近々結ぶみたいですが、その前に近現代史の統一的見解を見直すのが先だと感じます。今のままでは日本のため、家族のために命を落とした先人が報われません。
 うーん難しい問題です。。。