社員旅行

 明日から北海道へ出掛けます。幹事がさぼってボッタクリな金額になってるのですが・・・、ま〜良しとしましょう。ジンギスカン、うに、いくら、塩ラーメン、かに、地ビールなど楽しみです。ただ、JALなので墜ちるのではないかと気にかかります。どうかおちませんように!!
 今日は郵政民営化について書きます。投票の参考になれば幸いです。
 私は郵政民営化に賛成です。
 まず、一つ目、郵政民営化をすると地方の赤字郵便局閉鎖し、地方の高齢者が困窮するという話がありますが・・・そんなことにはなりません。郵政はネットワーク事業です。全国どこにでも届くから企業に魅力があるわけです。採算が合わないから閉鎖するということは自らの企業価値を下げることになります。閉鎖した時点で経営者はアホだということです。経営学を知っている人は理解できると思います。さて、ヤマト運輸の越島専務は述べています。
「過疎地でのサービス提供は採算があわないが、そんなに頻繁に需要があるわけでもないし、単体で厳しくても、全体で採算を取るということがネットワーク事業の基本だと思っている。」
 二つ目は郵便局の数の問題です。全国には2万5000の郵便局があります。このうち、問題となっている特定郵便局はいくつあると思いますか?何と、1万9000もあるのです。世襲の局長が1万9000人いるのです。しかも、交際費まで支給されています。10局に一人エリアマネージャーを立てれば1900人で済むのに票集めのため自民党は野放しにしているのです。局長級の年収が9割減るので人件費削減には大きく貢献することができます。しかも郵便局は民間に任せられないといいながら、実際は駅ビルやデパートで見かける簡易郵便局は4500もあり、ここで働いている人は民間に委託されています。もうすでに全国の2割は民営されています。
 三つ目は郵貯簡保に流れる350兆の金です。これを現在は低リスク運用するために多くを国債に回してます。国営のままでは低リスクを選択するしかないのです。国民のお金ですから冒険することが許されません。これでは猛者が揃う金融業界では勝ち抜けません。やはり勝ち抜くために高リスク高リターンを許される民営にならなければ。
 恐らく政府は郵貯への預金を大手銀行に回したいのではないかと思われます。今後、さらに国際金融が活発化し、それに備えるために大手銀行の体力を多くつけたい。そのためには国税を投入して改善したいが、国民から反対される。ならば、国民自ら、銀行にお金を回してもらおうという考えだと思います。
 今後、日本は金融立国になる必要があります。日本人の総資産は約8000兆あります。これを年1%を利回りするだけで80兆になります。これは日本の国家予算の一年分です。
また日本の年GDPは500兆です。奇跡的な経済政策をして3%成長しても15兆。これをみると経済政策よりも、金融で稼ぐほうがより良い国策です。
 金で金を稼ぐというのは日本では敬遠されます。しかし、アジア諸国の状況を考えると輸出で利益を出す方法から金融で利益を出すということにシフトしなければなりません。このためにも、金融立国に向けての一歩が郵政民営化だと感じます。
 さらに話を飛躍すると金融立国から観光立国へとシフトがありますが、話が長くなるのでこの辺にしときます。
 最後に、この国は福祉制度が行き過ぎて、それを賄うための冨を生み出す能力が損なわれています。9.11で当選された方には是非、この事を考えてほしいです。