武士道

 今日は職場で新渡戸稲造の「武士道」が話題にあがりました。「武士道」、これほど日本人冥利につきる言葉はありませんね。大げさですが・・・。最近、読んだ本の「ハゲタカ」の中で武士道の文が引用されてました。なかな良い文なので紹介しときます。

 新しい日本の進路を照らす新しい道徳は、その灰の中から不死鳥のように生まれ出るであろうと予言されていた。不死鳥は自分で灰の中から生まれ飛び立つのであって、それは渡り鳥でもなければ、他の鳥の翼を借りて飛ぶのでもない、ということを忘れてはならない。
 「神に国は汝らの中にあり」という言葉がある。神の国は、たとえその山がいくら高くても、ひとりでに、そこから降りてくるものではない。どれだけその海が広くても、ひとりでに、それを渡ってくるものではない。

 という文なのですが・・・
 僕なりに解釈すると、どん底の状態からでも必ず這い上がってくるものが現れる。ただし、誰の力も借りず自己のみの力で這い上がる。周りに頼らず、自己の力で這い上がることが武士道である・・・みたいな感じですか・・・。私観ですので、間違ってるのかも知れません。
 
 最近は、周りの環境の性にしてしまう事が多く愚痴ってばかりでした。今日、この言葉を思い出して自分の愚かさに気づきました。何よりも自己の力で困難な状況を打破する・・・この気持ちを忘れてました。この言葉を思い出したので今日は一人残業して提出期限の迫った来年の年間計画書を完成させてきました。
 
 明日からも武士道の精神を心に刻んでいきたいと思います。